
序列
公演日時:2026/02/04 ~ 2026/02/08
会場:下北沢シアター711
会場:下北沢シアター711
あなたは、その「序列」を受け入れられますか。
世の中には、どうしても変えられない「序列」というものがある。人はいつの世も、「変えられないもの」を変えようと、「変わりゆくもの」を変えまいと、もがき苦しむ。「序列」に苦しむ人々は、時代の流れという波に溺れ沈んでしまうのか。
STORY
二宮孝明は、がむしゃらに仕事に打ち込み、昇進を狙っていたにも関わらず、自分より一期下の三好和成が先に本部長の地位に就いてしまう。その結果、仕事への関心が薄れ、家庭に自分の居場所を取り戻そうと、不倫相手の一ノ瀬亜紀に別れを告げる。ところが、自分は一番でなくてもいいから、別れないでほしいと亜紀に懇願されてしまう。孝明の妻、涼子は、仕事を優先し、家庭を顧みない夫に愛想をつかしていたが、夫が出世してくれたら、その気持ちは帳消しにできると思っていた。一方で亜希の弟、一ノ瀬光希は、元アスリートならではの悩みを抱えていた。勝敗の結果が一生ついてくるという状況に、序列の厳しさを嫌というほど味わっていた。
平成生まれの部下、上島拓也は、同じ会社にしがみついている孝明とは逆に、ステップアップにつながる転職を狙っていた。一方で、時代の流れとは無関係に、自分の思い通りに生きようとしている同年代の契約社員、平野信司の存在は、肩書にこだわる孝明にとっても、「勝ち組」をキープしたい三好和成にとっても、理解に苦しむ存在だったが、心のどこかでうらやましいと感じていた。 若手の女性社員の下村鈴音は、昭和のイメージを引き継いだような、全くキャリア志向のない人物だったが、彼女の言動が、孝明や孝明を取り巻く人々にとって、現状の自分達の環境を受け入れる糸口となる。